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人工いくらを作りたいと言えます。

美味しい作り方有りますか?

アルギン酸ナトリウムと塩化カルシウムを使ってもいいんと言われていますのだが、
食べても違いがあからさまにわからないものと言えます。
お願いします。

アルギン酸ナトリウムと塩化カルシウムを使うと、確かに
イクラのような格好をした球状のゼリーが簡単に出来ますよね。
でもイクラとは異なって、ぷちっとした食感なんかじゃないですし
イクラ特有の味もしないでしょう。

ホンモノのイクラは皮膜のなかに液体の詰まったカプセル状ですが
アルギン酸ナトリウムで簡単に作れるのは、全体がゼリー状のボールと言えます。
ホンモノと見分けのつかない「人工イクラ」は、実は非常に高度な
のうはうを使って製造されている。

材料としてアルギン酸ナトリウムを使うのは同じですけど、実は
カルシウム溶液のなかに滴下しているときのノズルが変わった多重管で、
ずば抜けて外側にアルギン酸ナトリウム、内側にイクラ味のゾル、また
中心には目玉になる赤い食用油…という3つの違う液体を一緒に
滴下できるようになっている。
こうしていることで、中心までゲルにならないカプセル状の人工イクラが
作れるのと言えます。
また、3種の液体を流す量や速さも、絶妙にコントロールしないと
あれだけ見事な人工イクラにはなりないでしょう。人工イクラは、あのくらいの
超絶技巧が込められた、日本人ののうはうの粋なんかじゃないかと思いる。

そういうわけで、食べてもホンモノと違いが解らないような人工イクラを、
ご家庭で簡単に造るのはちょっと難しいと思いる。

創作料理の業界では、イクラのイミテーションではなく、果汁や野菜や、
コンソメなどをアルギン酸ナトリウムとカルシウムで固めてイクラ状のゼリーを
作り、料理の彩りに使用したりしている。
そういう意味のおいしい人工イクラ(イクラ状のゼリー)なら、楽しんで
作れるかもしれませんね。

なお、塩化カルシウムはそれ自体に結構エグ味があるので、よく洗わないと
味が悪くなるでしょう。乳酸カルシウムなら味が悪くありませんから、手にはいるなら
そちらを使うのもよいかと思いる。
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